軽井沢のスキーバス転落事故、バス会社「イ―エスピー」とは?

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スキー




書くのも辛くて苦しい、
悲痛な事件が起きてしまいました。

15日午前1時55分ごろ、
長野県軽井沢町の国道18号
「碓氷(うすい)バイパス」入山峠付近で、
大型バスの転落事故が起こりました。

大型バスがセンターラインを越えて、
対向車線側のガードレールを突き破り、
約3メートル下に転落して、
山林内の立ち木に衝突した模様です。

県警軽井沢署によるとスキーバスで、
乗客・乗員計41人が乗っていました。

運転手2人を含む男性9人と女性5人の計14人が死亡し、
27人が重軽傷を負って、
長野・群馬両県の病院9カ所に搬送されました。

意識不明など重篤な乗客も複数人いるようです。
長野県警は、自動車運転処罰法違反
(過失運転致死傷)容疑で捜査を開始しています。

バスを運行していたのは、
東京都羽村市の「イーエスピー」という会社。

契約社員の土屋広運転手(65)と、
社員の勝原恵造運転手(57)が乗務し、
事故時は土屋運転手が運転していたようで、
県警は15日中にも同社を家宅捜索する方針です。

ここでバスを運行していた、
「イーエスピー」についてまとめておきます。

【イーエスピーの会社概要】
株式会社 イーエスピー
本社住所 東京都羽村市富士見平二丁目1番地5
代表者 代表取締役・髙橋美作
設立 2008年7月8日
資本金 300万円
従業員数 195名
事業内容 警備事業とバス観光事業

バス観光事業の認可は、
関自旅一第12号・東京都登録旅行業第2-6850号

最初は警備会社としてスタートし、
バス観光事業にも参入したようです。

【イーエスピーがワケありな理由】

実はこの「イーエスピー」という会社、
ちょっとワケありな感じです。

事故を起こしたイーエスピーは、
なんと2日前の1月13日に、
行政処分を受けたばかりだったんです。

国土交通省の関東運輸局が、
イーエスピーの業務状況を監査した時に、

・運転手の健康診断を行わず、
健康状態を把握していなかった事

・出発前に行うアルコール検査など、
点呼実施義務違反があったという事

が分かっています。

これを受けて関東運輸局は1月13日、
イーエスピーが保有するバス1台について,
20日間の業務停止処分を出していました。

そして1月15日にイーエスピーから、
その車両のナンバープレートを、
一時的に没収する予定だったとの事です。

現時点では、事故を起こしたバスが、
この業務停止処分を受けていた車両かどうかは、
まだ分かっていません。

もしそうだとしたら、
大問題になりそうですね。

スキーバス転落事故を起こした車両が、
そもそも業務停止処分を受けていた車両だった、
なんて事になったら大変です。

そのバスはそもそも、
「運行が許されていない車両だった」
なんて事態になってしまいます。

事故当時、バスに乗っていた運転手2人は、
いずれもこの道10年~15年ほどのベテラン運転手。

しかし、うち50代の勝原運転手については、
10年以上前に転落事故を起こした事がある、
との情報があります。

事故の時間に運転していたのは、
勝原さんではなく、
土屋さんの方だったようですが、

何だかワケありな感じですよね。

これについては、イーエスピーが、
現在確認を取っているという事ですが、
採用時点で把握していなかったのかなど、
詳しい事は分かっていません。

国土交通省は1月15日午後にも、
イーエスピーへ特別監査に入る方針で、

事故が起きた原因、
および業務実態などについて、
詳しく調べる方針です。


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ツアーを企画した旅行会社は、
東京都渋谷区にある「キースツアー」という会社。

バスには最大で45人が乗車可能で、
乗客は18~32歳の39人(男性25人、女性14人)で、
その多くが大学生だったようです。

バスは右側を下に横転し、
車体は大きく反り返っていて、
立ち木に屋根側から食い込んでいました。

現場付近に積雪はなく、
路面は凍結していませんでした。

ですのでスリップによる事故、
という事でもなさそうです。

現場はJR軽井沢駅から南へ約2キロ行った、
長野・群馬県境付近です。

バスは下り坂で、
左カーブからそれたとみられています。

実は私もこのルートを、
JRバスで通ったことがあります。

以前はJRのローカル線でも、
軽井沢から群馬へ行くことが出来たのですが、

北陸新幹線(長野新幹線)開通に伴い、
JRバスで軽井沢→横川間を移動しないと、
JR在来線で群馬に入ることが出来ないんですね。

そこで今回のバスが通ったのと同じルートを、
私も通ったんです。

碓井バイパスという道を通るのですが、
当然長野県と群馬県の県境ですから、
かなり曲がりくねっっており、
カーブの多い道となっています。

本でも読もうものなら、
あっという間に酔ってしまう、
かなり激しめの揺れがありましたね。

県境であるので、
ある程度揺れが激しいのは当然です。

ただ問題なのは、このルートが、
予定のものとは違ったという事です。

なぜ予定と違うルートに行ったのか。

イーエスピーの説明では、
「事前の行程表では事故現場ではなく、
上信越道を通る予定だった」

ということですが、これまでにも、
運転手の判断で一般道を選ぶことがあったよう。

同社の担当者は、
「なぜ今回、一般道を通ったのかは分からない。
早く着きすぎて、時間調整をしたのかもしれない」

と話しています。

たしかに私もバスによく乗りますが、
わざと時間のかかるような運行をして、
到着時間を調節することは、
よくある事ではあります。

運転手2人は今回の運行では、
出発前の14日午後8時ごろに体調確認をし、
アルコール検知をして、異常なしでした。

何故このような事件が起こってしまったのか。
原因究明が待たれるところです。

それにシートベルト着用の注意もなかった、
という話もあります。

警察からの続報を待ちたいですが、
いずれにしても、
二度とこのような事が起こらないよう、
再発防止策を徹底してほしいですね。

亡くなった方の、
ご冥福をお祈りします。


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