H2Aロケット打ち上げ成功、アストロH「ひとみ」の特徴と目的は?

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三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、
17日午後5時45分に、
ロケット打ち上げに成功しました。

エックス線天文衛星「アストロH」
を搭載したH2Aロケット30号機を、
種子島宇宙センターから打ち上げました。

約14分後、アストロHは予定の軌道に投入され、
打ち上げは成功しています。

「ひとみ」と命名されています。


◎アストロHってなに?目的は?

アストロHは、数百万〜数億度の、
熱く激しい宇宙の現象を、
エックス線で観測するのが目的です。

太陽を覆うコロナのような、
100万度以上の現象やブラックホール、
超新星爆発などは、
強いエックス線を発している。

しかし、エックス線は、
地球を覆う厚い大気に吸収され、
地表までは届きません。

高度約575キロの大気圏外で、
地球を周回するアストロHは、
「宇宙に浮かぶ天文台」
の役割が期待されています。

エックス線天文学は1962年、
米国のロケット実験で「さそり座X-1」
という天体がエックス線を、
放射していることが発見された事に始まります。

1979年に最初のエックス線天文衛星
「はくちょう」の打ち上げに成功。

エックス線放出源の位置を、
正確に特定する装置が成果を上げ、
この分野での日本の評価が高まったのです。

今回のアストロHで6代目になります。

銀河中心部に超巨大ブラックホールが、
存在する可能性を示すなど、
数々の成果を上げてきました。

今回打ち上げられたアストロHも、
新しく何を発見してくれるのか、
非常に楽しみですね。


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◎アストロHで出来ることは?

今回のアストロHを含めて、
エックス線天文衛星の役割は、
エックス線観測をすることです。

ブラックホールや銀河団など、
巨大なエネルギーを伴う現象を、
とらえるのが目的なんですね。

エックス線観測は日本のお家芸と言われ、
成果が期待されています。

アストロHは、2種類4台の望遠鏡で、
エックス線を集め、
4種類6台の検出器でキャッチします。

中でも「目玉」の検出器は、
軟エックス線分光検出器(SXS)です。

SXSは2000年2月に打ち上げた、
アストロEに搭載されていますが、
打ち上げに使ったM5ロケットが失敗。

2005年7月に打ち上げた、
「すざく」にも搭載されたが、
冷却用の液体ヘリウムが漏れ出して、
十分な観測が出来ませんでした。

今回、性能をさらに上げて
天体を構成する高温ガスが、
動き回る早さを調べる予定です。

アストロHは「すざく」と比べて、
最大で100倍暗い天体も観測が可能に。

これまで見えなかった天体も、
次々と発見される可能性があるので、
これからの情報にも期待が持てますね。


◎日本の過去のエックス線天文衛星

ここで日本が過去に打ち上げた、
エックス線天文衛星に関して、
まとめておきたいと思います。

・はくちょう(1979年)

未知のエックス線バースト源を、
多数発見しています。

・てんま(1983年)

エックス線を出す天体の、
本格的な分光観測に道を示しました。

・ぎんが(1987年)

超新星1987Aの、
エックス線検出に成功しています。

・あすか(1993年)

銀河中心部に超巨大ブラックホールが、
存在する可能性を発見しました。

・すざく(2005年)

宇宙空間に鉄が拡散したのは、
100億年以上前がと解明しています。


◎まとめ

・アストロHは、いわば、
宇宙にうかぶ天文台のようなもの

・日本のお家芸であるエックス線観測で、
新しい天体の発見に期待


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